妄想は、驚くべき力を持っている
世の中、妄想をバカにしすぎです。
心からワクワクする未来を無責任に
描けて、ファンタジーの世界に
思いを馳せる子どものように
没頭できるのが妄想です。
できる/できない思考や、
役に立つ/立たない思考を一切取っ払って、
心が躍る未来をなんだって描けるんです。
より心の声が聞こえるようになって、
閉塞感のある現在に穴を開けて、
光を差し込むことができます。
ただ心が躍るような世界を創造し、
その世界に自分の身を置いて、
景色を堪能する。
この妄想こそが「ビジョン」であり、
自分が進んでいくコンパスになるのです。
「夢膨らませ会」で妄想を鮮明に彩った
先日、未来を想像力豊かに語ることが
得意なAさんとお話しして、
自分の妄想が一気に鮮明に広がりました。
Aさんは営業の仕事で
「未来をありありと妄想させて
契約を獲得する」という類稀な
才能を持っている方です。
ブランドバッグ販売で、
「このバッグと旅行ですね!牡蠣小屋にいったとしますね、両手があきますね!あそこは景色も綺麗ですね、写真を撮ります・・こんな感じで持ってください」
「クリスマス、彼とのデートにこのマフラーをこうして・・髪をぽふっとうずめて待ってください。彼が来ましたね、きっと内心「かわいい」がとまらないですよ!」
のように、「バッグを持った時の心情」を
一緒にイメージすることを得意技として
成績を上げていたそうです。
Aさんと話して、自分の妄想が
止まることなく溢れてきました。
- 子どもに日記教育を提供して、
子どもの豊かな想像力を言葉で
表現する楽しさを体いっぱい
感じてもらっている - 生涯のパートナーとなるような
ジャーナリングサービスを開発して
忙しいのに充実感がない大人たちに
対し、本心を気づかせるきっかけを
提供している - 本を執筆して、ベストセラー本として
本屋の店頭に大量に平置きされている。
「ジャーナリングは人生を舞台とした
ゲームだ!!」というポップが
飾られている
今の自分を棚に上げて、どんどん妄想を
膨らませていきました。
するとAさんは子どもの写真や
本屋の写真を出しながら、まるでそれが
叶った世界の住人のように
振る舞ってくれて、妄想を拡張して
くれました。
もうワクワクが倍々に増えていって
止まらない…楽しすぎる会話でした。

妄想が、現状の自分をパワフルに打破する
今の自分よりもっと良く、
楽しい自分になるために、現在の
延長線上で達成確率70%くらいの
ビジョンや目標を立てがちです。
一歩一歩着実に前進でき、
それはそれで素晴らしいことです。
でも妄想の力は、これよりもっと
パワフルな力を発揮してくれます。
今の自分では到底実現できないような
ワクワク度MAXの世界を作り上げ、
あたかもそこにいる自分が通常状態で
あるように思い込みます。
「自分は日記教育で子どもの可能性を
驚くほど拡張させる存在なんだ」
「自分はジャーナルを生涯書き溜められる
サービスを提供し、つらそうに生きる
社会人の一筋の光となる存在なんだ」
そうすると目先のモチベーションに
左右されることなく、強く光る一等星に
引き寄せられるように思考や行動が
変わっていきます。
- 達成見込みのある目標じゃなきゃ
意味ないでしょ - 夢だけ見て、現実が虚しくなる
だけでしょ - なんか脳内お花畑で、イタい
こんな声が聞こえてきそうですが、
果たしてそう反論する人は、
今を最大限に楽しんでいて、
進むべき方向が見えていて、
「自分の人生を生きている!」
と思えるような夢を追っている
のでしょうか?
人生ゲームの主人公になれている
のでしょうか?
達成確率70%くらいの目標は、
着実に自分のコンフォートゾーン
(心地良いと思える状況、環境。
拡張していかないとマンネリ化して
飽きる)を拡張してくれます。
しかし、より抜本的に
コンフォートゾーンがぶっ壊される
ような力が、妄想にはあります。
妄想の自分を置くことで、
現状の自分では想像もできていなかった
アイデアが出てきて、すごいスピードで
成長していきます。
今の僕も、「ブログを年内に100本書く!」
というぶっとんだ目標を無責任に立てた
ことで、日々の自分が
「ブログを書いて当たり前、
書いていないと気持ち悪い」という
状況になっています。
妄想(高すぎる目標)は、
達成できなくて良いです。
「は?」と言われそうですが(笑)
目標に対して、達成/未達の考え方ではなく
高すぎる目標に対して何%近づいたかを
測るのが良いです。
そうすれば、目標に対して成功、失敗
ではなく、どれだけ成功したか、
と捉えることができます。

「身の丈に合った目標」ももちろん
素晴らしいですが、妄想力を最大限に使って
進むべき一等星を強く照らしてみるのは
どうでしょうか?
妄想を膨らませる方法
妄想を膨らませるには、ワクワクする
本心にアクセスして、心のブレーキを
外していく必要があります。
それができるのが「ジャーナリング」
という方法です。
紙とペンを用意して、心からワクワクする
未来をなんでも紙に書き出してみて
ください。
- 〜な家に住みたい
- 〜な家庭を築きたい
- 〜な働き方をしたい
- 〜に行きたい
思いついた順に、字の綺麗さや文章の
綺麗さは一切気にすることなく
書き散らしていきましょう。
- できそう/できなさそう
- 社会の役に立つ/立たない
- お金がない、時間がない、
勇気がない、能力がない
このような思考は一切捨て、
心から湧き上がる本心の泉を汲み取って
言葉にしていくように、ペンを走らせて
いきましょう。
ルールは一つ、ペンを止めないこと。
書くことがなかったら
「書くことが思いつかない…」
と書いて、とにかくA4を2~5枚分、
一気に書き切りましょう。

そうすると、自分が本心から望む未来が
言語化されます。
これをビジョンとして、ビジョンを
イメージできる画像をすぐ見られるところに
置いたり、毎日読み返したり、録音して
毎日聞くことで、ビジョンが自分の
深層心理に影響を及ぼして行動が
変わっていきます。
妄想は、本心が望む未来を凝縮したもの
本心に素直に生きるということは、
妄想を積極的に受け入れて、
妄想に向かって日々近づいていくこと
だと思います。
自分の進むべき一等星が見えて、
そこに向かって前進するのは
とっても楽しいです!
一回、騙されたと思って妄想を
存分に膨らませ、言語化してみてください。
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