仕事で進めなければならないタスクがあるのに、どこから手をつければいいのかわからずモヤモヤと焦りだけが大きくなる。
自分なりに一生懸命考えているはずなのに、頭の中がぐるぐるするだけで少しも答えに近づいていない。
「ちゃんと考えるって、どうしたらいいんだ?」
「考える」とはどういうことかわかっていなかった僕は、論理的思考力の本を読んでは実践を繰り返すことで、少しずつ自分の頭で考えて仕事を進められるようになりました。
今回は論理的思考力に関しておすすめの5冊を紹介します。
「論理的思考?なんじゃそれ」という状態だった当時の自分にとってもわかりやすく、読んだ後は思考の使い方がガラッと変わるくらいの超良書です。
ぜひ1冊でも気になったものがあれば読んでいただけると嬉しいです!
本の紹介
①わけるとつなぐ
頭が良すぎて逆に何を言っているのか理解が追いつかない、レベチの上司からおすすめされた本です
中学生でも理解できる内容なのに、「考えるってこういうことなのか!!」と細胞レベルで理解でき、鳥肌が立ちました。
アマゾンで買って、「最初の数ページだけ読むか〜」とパラパラと読もうとしたら、面白さにのめり込み、2時間で一気読みしてしまいました。
様々な思考法を勉強してきましたが、
究極的にはどの思考法も「わける」と「つなぐ」に集約される
と今では当時よりさらに深く納得できます。
「わけるとつなぐ」がわかるだけで、ものの考え方も、人との会話も変わってきます。
論理的思考を学ぶ一冊目に、なんとしてでもおすすめしたいです!
②「具体↔︎抽象」トレーニング
「この問題どうしようもなくない?絶対答えでないよ、詰みでしょ」
という問題を、ホワイトボードに整理しながら華麗に紐解いていく、かっこよすぎ上司からおすすめされた本です。
もともと具体、抽象の意味をなんとなくは知っていましたが、この本を読んで具体抽象の解像度が格段に上がりました。
「なんでこんな良いアイデア思いつくの?なんでこんなに話が進むの?」
と思わず疑問が止まらなくなるくらい頭の良い人っていますよね。
頭の良い人(=知恵のある人)って例外なく「具体と抽象の行き来が上手い人」だと思います。
なぜ具体と抽象の行き来が大事なのか、具体と抽象をどうやって行き来するのか、行き来するとどんな良いことがあるのかを、これでもかというくらい、この本がわかりやすく教えてくれます。
この本を読むと具体と抽象を表す”三角形”が脳にインストールされて、考える切り口、話の深め方のクオリティが一気に上がります。
③入門 考える技術・書く技術
論理的思考とは「筋道立てて物事を考えること」ですが、コミュニケーションにおいて筋道が通っているかは自分ではなく聞き手が判断することです。
自分の中ではどれだけ筋道が通っていると思っていても、それが相手に伝わらなければ、相手に動いてもらうことはできません。
この本は相手に伝わる考え方、書き方をわかりやすく教えてくれる本です。
解釈ずれが起きない、シンプルでダイレクトな考え方、書き方を身につけることができます。
文章が冗長になり結局何を言いたいのかわからない、文章に必要な情報が無く余計な会話のやり取りが発生している、という人はぜひ読んでほしいです。
伝えたいことを構造的に整理できるようになり、過不足のないスマートなコミュニケーションができるようになります。
④「答えのないゲーム」を楽しむ思考技術
「考えるっておもしろ!ゲームじゃん!!」と脳汁がブシャブシャ出る本です。
学校では答えのある問題をひたすらに解くのに、社会に出ると答えのない問題が幾度となく押し寄せてきます。
- どんなキャリアを築きたいのか?
- パートナーと仲直りするには?
- 新しい事業を成功させるには?
Chat GPTに聞いても答えてくれません。
そんな答えのないゲームをどう楽しんで攻略していくかのヒントが得られる一冊です。
答えのない問題において自分なりの最も良い答えを出すには、”示唆”を出す必要があります。
ネットや本から情報(事実)をどれだけ集めても、示唆がなければ「だから何?どう動けばいいの?」となってしまいます。
「事実から言えることは何か」を筋良く考えることが、答えのない問題と戦う上で重要なんです。
良い意見、アイデアを言うのはセンスではなく技術であり、学んで鍛えることで身につけられるのです。
⑤ゼロ秒思考
入社時研修で、ありえないほど頭の回転がはやい研修講師におすすめされた本です。
本などでインプットした論理的思考を血肉に刻み込み、実戦で使いこなせるようになるためのセルフトレーニング法が書かれています。
方法は簡単、A4の紙に一つのテーマ、1分以内で思考の過程を書き出すというものです。
思考のスピード、クオリティが格段に成長する、最もシンプルかつ効果的な方法です。
僕は考えていることを言葉にして人に伝えるのが苦手で、よく口篭ったり意味のわからないことを口走っていたりしていました。
ですがこのトレーニングを続けることで以前よりも確実に、
瞬時に現状を把握し、瞬時に原因と解決策を構築し、瞬時に最適な言葉で相手に伝える
ことが得意になりました。
数ある論理的思考の本と「ゼロ秒思考」を掛け合わせることで、考える力をバキバキに鍛え上げることができます。
「考える」の武器を持ち、研ぎ澄ましていく
論理的思考の本を読むと、考えることはセンスというより技術だと実感できます。
「考える」の武器を持ち、武器の使い方をトレーニングし、実践で使いこなせるようになっていく。
そうすることで頭の使い方や世界の見え方が一変します。
脳に汗を流して考える楽しさを体全体で感じて、人生というゲームを冒険していきましょう!!
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